毎日欠かさず行うスキンケア。
正直面倒くさいな~って感じることもありますよね。
もしスキンケアをやめてしまったらどうなるでしょう?
いつまで今の肌状態をキープできるのでしょうか。
今回はスキンケアの価値について説明したいと思います。
スキンケアに対する否定的な意見
「スキンケアは無意味だ」という意見があります。
死んだ細胞でできているから、生きていないものに栄養を与えても始まらないだろうという考えです。
死体にご飯あげても成長しないじゃん
この意見は理にかなっているようにも聞こえます。
でも、本当にそうでしょうか?
だって死んだ細胞といえば髪だって同じです。
髪をお手入れしない(洗わない)人なんていませんよね。
皮膚の構造
皮膚は外側から順に表皮・真皮・皮下組織からできています。
さらにこの表皮が4つの層に分かれます。
奥から基底層→有棘層→顆粒層→角質層と重なっており、死んだ細胞といわれているのが一番外側の角質層です。
この一番外側、つまり私たちが触れる角質層が死んでいることから「スキンケアは無駄だ」と言われるわけです。
ところであなたは「ターンオーバー」という言葉を知っていますか?
肌は常に生まれ変わりを繰り返しています。
一番奥の基底層から細胞が生まれ、押し上げ、角質層に到達し、やがて垢となって皮膚から剥がれていきます。
この一連の流れを「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーの最後で役目が終わった細胞は垢として離れていきます。
ですが、表皮ってむき出しではないんです。
多かれ少なかれ誰にでもある皮脂、これが表皮の上をコーティングしています。
皮脂って悪者扱いされがちですが、もし皮脂がないと表皮からどんどん水分が蒸発して、肌がガビガビに乾燥しちゃうんですよ。
水分だけでなく肌のうるおいに必要な成分まで、蒸発とともに持ち去られてしまいます。
これってすごく恐ろしいことですよね。
皮脂って邪魔なだけだと思ってた
セラミドって聞いたことがありますか?
細胞と細胞の間に存在するうるおい成分です。
乾燥肌の方はこの成分が不足しがち。
外から中から補ってあげようという考え方で、化粧品やサプリメントにも利用されています。
このように皮膚の構造を調べると、死んだ細胞であっても化粧水で補水したりクリームでフタしたりするのはちゃんとした意味のある行為だとわかります。
ただ理屈ではわかっていても、ピンとこないって方やっぱりいますよね?
肌断食のススメ
それでも「スキンケアって効果あるの?」と疑問が残る人もいるでしょう。
そんな人は一度肌断食をやってみるといいかもしれません。
肌断食とは一時スキンケア全般をストップして肌本来の治癒力に頼るという美容法です。
肌断食が良いほうに向くこともあれば、悪いほうに向くこともあります。
一種の賭けのようなものです。
ただ、原因のわからない湿疹や赤み、かゆみなどが肌断食によって治まることもあるので、うまくいけば肌状態を良くすることにつながります。
何も結果が得られなかったとしても、スキンケアを完全にやめてしまうのはダメ!
数日間肌断食をして様子を見たら、元のスキンケアに戻しましょうね。
実は私も肌断食を実践した一人です。
それが長期に及んで行ってしまい(スキンケアが面倒になってしまった)、良からぬ結果を生んでしまいました。
どのように肌が変化したかというと
- 乾燥しにくくなった。
- 肌を触ったときさらっとしていない。常に重たい。
- くすんだ。
- シミが急激に増えた。
普段からかゆみを感じやすいのが不快でした。
そこで肌断食をしたところ乾燥しなくなり、かゆみは感じにくくなりました。
しかし、その他のデメリットのほうが多かったのです。
他人から「肌状態が悪くなった」と指摘されて落胆し、スキンケアを再開しました。
元のように毎朝毎晩スキンケアを丁寧に行うことで、くすみと皮脂バランスの問題は解決しました。
ですが、出てしまったシミはそう簡単には引っ込んでくれません。
長期でスキンケアしなかったツケはいつまでも続くと痛感しました。
まとめ
今回は
- スキンケアに対する否定的な意見
- 皮膚の構造
- 肌断食のススメ
を説明しました。
毎日のスキンケアにむなしさ・面倒臭さを感じるのはきっと誰でもあることだと思います。
ただ完全にやめてしまうと、肌がダメージを受けてしまいます。
ひどいダメージになると回復するのが非常に困難です。
スキンケアにおもしろみを感じなくなったら、思いきって化粧品を変えてみましょう!
気分が変わってスキンケアがまた楽しめるかもしれません。
長く付き合う自分の肌ですから、大事に楽しくスキンケアをしていきましょう。
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